様々な免疫治療関連の本の中に、”免疫治療による抗がん剤の副作用軽減”が散見されます。これらは殆どの場合、必ずしも科学的に立証されていない様に思われます。しかしながら当院の患者様で、特に抗がん剤治療の開始とほぼ同時期に免疫療法を始め、その後半年以上も双方の治療が継続されたのにも拘わらず、確かに赤血球、白血球などの血中成分に大きな減少が無く、倦怠感、吐き気などが殆ど認められていない患者様が少なからずおられます。